4月の終わり頃からチューリップが咲き始めると、「本格的な春がやってきたな!」と心も明るくなりますねぇ!
さて、チューリップの花びらは何枚あるか知ってますか?
八重ではなくて普通にひとえのチューリップのことです。
私の知り合いで、以前、ハウステンボスに勤めてた方がいるんですけど、その方かから「チューリップの花びらは何枚か知ってますか?」と聞かれたんです。
「えーっと、1枚、2枚・・・6枚ですよね?!」と答えたら、その方は「答えは3枚です。」と言われ、びっくり仰天しました。
だって、どう見ても6枚あるじゃないですか!
で、その方はこう言われました。
花びらに見えるあとの3枚は萼(がく)なんですよ。
ええーっ?!
どういうことでしょう??
今回は、チューリップの花びらの枚数と萼(がく)について、また八重咲きの花びらについてもお伝えしますね。
チューリップの花びらの数は3枚!
上の写真を見ても、チューリップの花びらの数は6枚ですよね?
でもよく見ると、内側に3枚、それを支えるように外側に3枚ついているのが分かります。
この内側の3枚が花びらで、外側の3枚が萼なんです。
ついている場所がちょっと違うだけで、見かけは全く同じですよね。
こういう場合、内側の花びらを「内花被片」、外側の萼を「外花被片」とも言うそうです。
これはチューリップだけではなくて、実はユリやアヤメやランの仲間も同じなんだそうです。
へぇー、知らなかった!
チューリップの萼の数も3枚!
上述したように、花びらのように見える外側の3枚が萼です。
チューリップが開花する前の硬いつぼみは緑色です。
これは中の花びらを保護する萼の色です。
花が開いてきて、萼が保護する役目を終えると、今度は花びらと同じ見かけになっていくんですね。
何とも不思議な仕組みです。
チューリップの萼は、花を保護する役目と見た目をよりよくするという一人二役を背負っているんですね。
驚きです!
八重咲きのチューリップの花びらは何枚?
チューリップには八重咲きの種類もありますね。
有名なものには、ピンクの「アンジェリケ」があります。
八重咲きのチューリップの花びらは、多いものでは40枚くらいのものもあります。
でも、この花びらはおしべが花びらのようになったものだそうです。
真ん中の白いのがめしべで、その周りの黒いのがおしべです。
へぇー、またまたびっくり!
昔から世界中の人々を魅了してきたチューリップ。
チューリップって、可愛くて不思議な花なんですね。
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