簡単に始められるチューリップの水耕栽培。
ワクワクしながら始めたのに、花が咲かない!
なんて、悲しいことになりたくないですよね。
水耕栽培で、チューリップの花が咲かない原因は5つ程あります。
今回は、チューリップの水耕栽培で花が咲かない5つの原因について、そして綺麗に花を咲かせるためにはどうすればよいのかをお伝えします。
チューリップの水耕栽培で花が咲かない5つの原因
チューリップの水耕栽培で花が咲かない原因は様々です。
球根自体に問題がある場合や水耕栽培特有の注意点などもあります。
また球根や根を腐らせないよう、水替えの頻度や水位も大事です。
日照条件が適切でないと、花が咲かない原因にもなります。
水耕栽培で花が咲かない5つの原因をあげてみます。
チューリップの球根に問題がある
小さくて細いチューリップの球根は花が咲きにくいです。
また球根が柔らかいものやカビが生えているものは球根自体が健康ではないため、同じく花が咲きにくいです。
まずは球根のチェックが必要です!
軽く押してみて、へこまないものがいいです。
また大きくて重みがある球根を選びましょう。
水耕栽培で綺麗な花を咲かせるために、まずは球根選びが大切ですね。
チューリップの球根の春化処理ができていない
チューリップの水耕栽培で綺麗な花が咲かない原因の一つに、チューリップの球根の春化処理ができていないことがあります。
そもそも春化処理とはなんでしょうか?
それは、チューリップの球根に冬を体験させることを言います。
冬を経験し、暖かい春になるとチューリップの花は咲きますね。
春化処理がきちんとできていることが、水耕栽培で綺麗な花を咲かせるポイントです。
では、春化処理はどうやってするのでしょうか?
まず、球根を紙袋などに入れます。その状態で約2か月、冷蔵庫で保存します。
このように、しっかりと時間をかけて、球根に冬を体験させてあげます。
とても簡単ですね。
とはいえ、春化処理の時間がない場合もありますよね。
実は、便利な球根が販売されています!
アイスチューリップや春化球根という、冬を体験させた球根があります。
2か月もの期間をおかずに、水耕栽培を始めることができますよ。
アイスチューリップや春化球根から、手軽に、はじめてみるのもいいですね。
チューリップの球根や根が腐ってしまった
チューリップの球根や根が腐ると、枯れてしまい、綺麗な花を咲かせることができません。
カビが生えずに、腐らないようにするには、球根の処理や水やりに注意が必要です。
春化処理が終わったら、球根にカビが生えないように球根についている茶色の皮を取りましょう。
それから、球根を容器にセットします。
また、球根が腐らないように、底に触れるくらいの水位で調節し、球根が水に全て浸からないように注意します。
週に1度くらいの頻度で水替えをしてくださいね。
球根と同じく、根が伸びてきたら、根が腐らないよう水位を調節します。
根の上部あけて水の量を調節して入れしょう。
水が腐らないように1~3日に1回こまめに水替えをしましょう。
根がズルズルになって腐りそうになっていたら、綺麗に水で洗い流してくださいね。
綺麗に花を咲かせるには、球根や根の成長に合わせて、水の入れ替え頻度や水位の調節が必要です。
コツを知って、チューリップの球根や根が腐ってしまうのを防ぎましょう。
チューリップの芽を剪定していない
2つ以上の芽が出た時に、そのまま放っていると、球根内の栄養を奪い合ってしまいます。
そうしたら結果的に花を咲かせることができずに枯れてしまいます。
チューリップの芽は基本的には1つですが、2つ以上芽が出る場合もあります。
芽が2つ以上出たら、1つを剪定しましょう。
そうすることで、1つの芽に十分な栄養が行き届きます。
そして、綺麗なチューリップの花を咲かせることができますよ。
直射日光に当たっている
強い直射日光が当たる場所はチューリップにとって環境の変化が大きいです。
そのことがストレスとなり、枯れる原因になってしまいます。
冷蔵庫で春化処理をしたチューリップの球根は、芽が出たら移動させますが、 強い直射日光が当たる場所は避け、カーテン越しの柔らかい日が当たる場所に置きましょう。
また暖房の効いた部屋はカビが生えやすいので、風通しの良い場所に置きましょう。
チューリップを綺麗に咲かせるには、 置き場所も大切ですね。
水耕栽培でチューリップのきれいな花を咲かせましょう!
チューリップの水耕栽培は手軽で、簡単に始めることがでます。
しかし、球根の問題や、春化処理、水替えや水位、置き場所などが原因で花が咲かない!
なんていうことがあります。そんなことにはなりたくないですよね。
花が咲かない5つの原因を知り、水耕栽培で綺麗なチューリップの花を咲かせましょう。
日本植物生理学会には「みんなのひろば」という植物に関する質問を受け付けるコーナーがあります。
寄せられた質問には、専門家の方がとても丁寧に答えてくださっています。
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