春に咲いたチューリップが枯れた後、そのままチューリップの球根をほったらかしにしたらどうなるのでしょうか?
ただ、きちんと手入れされた球根とは違うので、花が小さいということもあります。
今回は、チューリップの球根をほったらかしにするとどうなるのか?また、ほったらかしにした球根から芽が出た場合の対処法まで分かりやすくご紹介します!
チューリップの球根をほったらかしにするとどうなるの?
忙しすぎて、チューリップの球根の掘り上げを忘れていた!
花が枯れた後のチューリップの球根をほったらかしにするとどうなるのでしょうか?
それでは、さっそく見ていきましょう。
翌年、花を咲かせることもある
チューリップの球根をほったらかしにしていても、翌年、花を咲かせることもあります!
ですが、チューリップは本来、花が咲いて枯れた後チューリップの球根を掘り上げるのが一般的で、きちんと手入れされた球根が翌年も綺麗な花を咲かせることができます。
そのまま放置していたチューリップの球根は、手入れがされていないため球根にしっかりと栄養がいかず、球根が太っていない場合があり、花を咲かせても花が小さいことがあります。
ただ、原種のチューリップは、ほったらかしにしても花が咲きやすいと言われています。
原種のチューリップとは、一般的に知られているチューリップとは異なり、野生種やそれに近いもののことを言います。
原種のチューリップは強い耐寒性を持ち、厳しい環境でも育つことができるので、ほったらかしにしていても比較的花が咲きやすいということですね!
原種のチューリップの特徴は、花径が約3㎝ほどで一般的なチューリップよりも小さめで、草丈は品種によって異なりますが10㎝から30㎝ほどです。
原種のチューリップは、「ミニチューリップ」や「ワイルドチューリップ」などがあり、園芸種の原種系チューリップでも、100以上の種類が存在します。
「チューリップの掘り上げがもしかしたらできないかもしれない・・・」
という場合には、原種のチューリップを選ぶという手もありますね!
球根が腐ってしまう可能性が大きい
チューリップの球根をほったらかしにしてそのまま放置してしまうと、球根が腐ってしまう可能性が大きいです。
掘り上げされなかった球根は、翌年までそのまま土の中で過ごすことになりますね。
夏は蒸し暑く、湿気もたまりやすく、さらに雨が降ることもあるので土の中の環境が悪くなってしまい、その結果球根が腐ってしまう可能性が大きいです!
球根が腐ってしまうと、綺麗な花を咲かせることはできませんね。
翌年、花が咲かないことも!
ほったらかしにしたチューリップの球根は、翌年花が咲かないことがあります。
じめじめした土の中で過ごした球根は腐ってしまったり、球根が弱ってしまうからです。
球根が十分に栄養分を含んでいないと花芽を作ることができず、翌年花を咲かせることができません。
できれば、チューリップの球根は掘り上げをして保管し、翌年に植えてあげることが望ましいです。
ほったらかしにして翌年芽が出た球根はどうしたらいい?
ほったらかしにした球根から芽が出た場合は、そのまま育ててあげましょう。
うまくいくと花が咲くことも期待できます。
芽が出てきたら、日当たりの良い場所に置きましょう。
土の表面が乾いてきたら、プランターの下から水がでるくらいたっぷりと水を与え、地植えの場合もしっかりと水やりをしてくださいね。
きちんと、掘り上げたチューリップの球根はちゃんと球根を太らせることができるので球根に栄養があり大きくしっかりとしたチューリップの花を咲かせることができますが、そのまま土の中で放置された球根は太っていないことが多いです。
ですので、太っていない球根に栄養を与え、チューリップの生育の手助けをするために肥料を適量与えましょう。
放置された球根は土の中の環境が悪いため、球根が弱っていることがあり、花が小さかったり、最悪の場合は花が咲かないことがありますが、せっかく出てきた芽は大事に世話をして育ててあげましょう!
まとめ
チューリップの球根をほったらかしにしておくと、球根が腐ってしまったり弱ったりして綺麗な花が咲かないことがあります!
ただ、放置された球根から芽が出て、花が咲く場合もありますが、掘り上げ作業を行っていないため花が咲いても小さい花のことがあります。
もしも、球根から芽が出た場合は、日当たりの良い場所に置いて、水やりをし、肥料を与えて大事に世話をして育ててあげてくださいね。
放置された球根でも花は咲くことがありますが、できれば掘り上げて保存することがおすすめです。
自分で手入れしたチューリップの球根が翌年花を咲かせた時の感動はひとしおです!
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